サンコウチョウ (学名:Terpsiphone atrocaudata)

サンコウチョウ

サンコウチョウ(三光鳥)の絵

サンコウチョウ(学名:Terpsiphone atrocaudata)は、日本の森林に生息する美しい小鳥で、日本名を漢字で書くと「三光鳥」と書きます。 これは、サンコウチョウのさえずりが、「ツキ(月)、ヒー(日)、ホシ(星)ホイホイホイ」と聞こえるところから名付けられたとのこと。笑

👇サンコウチョウの鳴き声はこちら👇

例によって、野鳥図鑑さんの動画をお借りします。🙇🏻‍♂️]

聞いた感じだと、結構「ツキ(月)、ヒー(日)、ホイホイホイ♪」と泣いている時も多いですね。2〜3コウチョウくらいな気がします😂

話を戻して、その色鮮やかな羽根アイリングと特徴的な尾羽が魅力的で、野鳥ファンに愛されています。本記事では、サンコウチョウの美しい姿や特徴について詳しく解説します。

サンコウチョウの美しい姿

サンコウチョウは、その美しい姿と独特の特徴から多くの野鳥愛好家に魅了される鳥です。本記事では、サンコウチョウの美しい姿やその独特の特徴について紹介していきます。

サンコウチョウの体長はオスが45cm-メルが17.5cmほどと言われています。中型の鳥で巣がメスに比べてオスは尾羽がものすごく長いので、体長で表すとすごい差があるように感じますが、実際の体自体のサイズは変わらずスズメくらいの大きさです。

オスの背中はやや紫みのある黒色で光沢があり、尾羽は長く少し青みがかった黒色をしています。嘴と目の周りのアイリング、足は鮮やかな青色でどちらかというと青というよりビビットな水色に近い印象を受けます。首から上は真っ黒な羽毛に覆われていて、腹のあたりは白い羽毛に覆われています。

メスの背中は茶色の羽毛に覆われていて目の周りのアイリングもオスに比べるととても小さくやや暗めの落ち着いた色をしています。また尾羽もオスに比べるとかなり短いです。というかオスが異様に長い😮

ただこれは繁殖期だけ長い羽が生えるみたいですね。

サンコウチョウの生息地

サンコウチョウは、日本をはじめ、アジア東部に生息している鳥です。日本では、春から夏にかけて日本の豊かな自然を求めて、本州・四国・九州・沖縄に渡来します。平地から低い山のうす暗い林を求め日本で繁殖します。

サンコウチョウは昆虫食で、蝶や蛾などを捕まえて食べている写真をよく見かけますね。

サンコウチョウの保護

サンコウチョウは、非常に臆病な野鳥で、人との接触を嫌います。観察するときはできるだけ近づきすぎないようにするべきですよね。

(人との接触を好むのは、多分鳩くらいだと思いますが。汗)

私が昔デジスコミラーレス(換算1600mmくらい?)で野鳥撮影をやっていたときに30 メートルほど先の木のてっぺんに微かに動く鳥たちの気配を感じてカメラを向けるとそこには野鳥がいました。いるかどうか確信はなかったのですが、その時に撮影したのがこの写真です。👇

マヒワという野鳥ですが完全にこっちのことを把握しています。人からしたら野鳥を探すのは大変ですが、野鳥からしたら人を探すのは簡単なことなんですよね。近づきすぎないように気をつけましょう。

サンコウチョウの繁殖

サンコウチョウの繁殖期

サンコウチョウの繁殖期は春から初夏にかけてで、この時期にはオスがメスに対して独特の求愛行動を見せます。オスは美しい鳴き声を響かせながら、地上近くの枝や木の上で翼を広げたり、羽をふるわせたりしてアピールします。また、オスはメスにプレゼントとして、捕まえた昆虫を渡すこともあります。

サンコウチョウの巣作り

その後、夏から秋にかけては、繁殖のために巣を作ります。巣は、苔や葉などを蜘蛛の巣を使って逆さの円錐のような筒状の形をしています。3〜5個の卵を1日に1つずつ生みます。

サンコウチョウの子育て

雛が孵化した後、オスとメスが協力して育雛を行います。雛は生後約2週間で巣立ち、その後も両親による保護や餌の与えられる期間が続きます。サンコウチョウの繁殖期には、その美しい姿や特徴的な行動が観察できるため、野鳥好きにとっては絶対にタイミングを逃せない時期ですよね。

ただし、鳥を観察する際には、繁殖期の鳥に対して十分な配慮を払い、営巣や抱卵の邪魔にならないよう注意しましょう。また、鳥類の生態系を守るためにも、観察場所や方法を選び、環境への影響を最小限に抑えることが大切です。と、ChatGPT4が言っていました。私も気をつけたいと思います。

サンコウチョウと一緒に観れるかもな野鳥たち

サンコウチョウを観察できる時期に一緒に見れる野鳥を紹介します。

キビタキ

キビタキ(学名:Ficedula narcissina)は、ヒタキ科に属する小型の鳥で、主に東アジアに分布しています。日本では、本州、四国、九州、沖縄の森林や公園、庭園などに生息し、冬季には南東アジアへ渡ります。キビタキのオスは、繁殖期に黒い頭部、背中、尾羽、翼、白い腹部、黄色い腰のコントラストが美しい姿で知られています。メスは全体的に茶褐色の羽毛を持ち、オスほど目立つ色彩はありません。キビタキは主に昆虫を捕食し、空中で飛んでいる昆虫を捕まえることも得意です。

オオルリ

オオルリ(学名:Cyanoptila cyanomelana)は、ヒタキ科に属する小型の鳥です。オオルリは、主に東アジアに生息し、日本では本州、四国、九州の森林や林縁に生息しています。また、冬季には日本の南西諸島や台湾、フィリピンへと渡ります。オスのオオルリは、鮮やかな青色の頭部と背中、白い腹部が特徴的で、メスは全体的に茶褐色の羽毛を持っています。

👇オオルリについてはこちらの記事も是非読んでみてください。
2023年4月 秋ヶ瀬公園にオオルリが帰ってきた

サンコウチョウの観察:関東地方のおすすめスポット

関東地方でサンコウチョウを観察するのに適したスポットはいくつかあります。以下に、その中からおすすめの場所を紹介します。

八王子城跡

他にもサンコウチョウを観察できる場所がZoo Pickerに載っていたので下記に貼っておきます!

サンコウチョウ@ZooPicker

これらの場所では、サンコウチョウの美しい姿を観察することができますが、同時に自然環境にも配慮して観察しましょう。また、望遠レンズや倍率の双眼鏡を持って行くことで、鳥たちの姿をより近くで楽しむことができます。野鳥にストレスを与えないためにも、あまり近付かず遠くから静かに観るようにしましょう。

観察に行く際は防虫対策もしっかりして行くことをお勧めします。

八王子城跡での撮影ポイントについて

👆B-Watcherさんの動画がわかりやすかったので貼っておきます。

👇B-Watcherさんの動画の2:24地点と思われる場所の地図です。

サンコウチョウ(三光鳥)に関するSNSでの反応

サンコウチョウの撮影テクニック:美しい写真を撮るためのコツ

サンコウチョウはその美しい姿から多くの鳥好きや写真家に愛されています。ここでは、サンコウチョウを撮影する際のコツやテクニックを紹介します。

望遠レンズを使用する

サンコウチョウは人に慣れていないため、近づきすぎるとストレスを与えてしまいますし、逃げてしまいます。そのため、望遠レンズを使用して、遠くから撮影することが望ましいです。35ミリ換算で600mm以上、800mmとかで遠くから撮るのがいい気がします。

テレコンを使ったり、APSーCや、マイクロフォーザーズなどの望遠に強いカメラを使ったり、ソニーのα7R4の様な高いトリミング耐性があるカメラを使うのが良いでしょう。

余談ですが、私がもってるα7Cだと厳しいんですよね。。α7R4が欲しいのですが買えないので、α6600辺りを中古で買おうかなとも思ってます。

シャッタースピードを速める

サンコウチョウは活発に動くことが多いため、シャッタースピードを速めて撮影することで、ブレずに鮮明な写真が撮れます。1/500秒以上のシャッタースピードを目安にしましょう。

三脚を使用する

三脚を使用することで、安定した画像が撮影できます。特に長時間の観察や望遠レンズを使用する際には、三脚が役立ちますよね。ただ、狭い森の中や山道で三脚を広げてるのは結構邪魔になるよなと最近特に反省してます。汗一脚だと揺れてしまって望遠での動画は編集が鬼大変ですし。。。一脚の足が3脚になってるやつ(自分で言ってて意味不明ですが。汗)などがいいと思います。

自然光を活用する

サンコウチョウの美しい色合いを引き出すためには、自然光を活用することが大切です。曇りの日や朝方など、柔らかい光が差し込む時間帯を狙いましょう。また、逆光を避け、順光や半順光で撮影しましょう。

繰り返し撮影する

野鳥の撮影は瞬間的な連写との戦いですよね。繰り返し撮影することで、タイミングの良い写真が撮れる可能性が高まります。私は一回の野鳥撮影で3000枚くらいは撮ってます。

整理するのめっちゃ大変ですが、それでやっと使えるのがあるかないかくらいです。😂

上手い人ならもっと少ない枚数でいけるのかな。汗

まとめ

サンコウチョウは、黒・青・紫・白色からなる美しい姿そしてその特徴的な尾羽や、「ツキ(月)、ヒー(日)、ホシ(星)ホイホイホイ」という独特で美しい囀りのメロディーが魅力的な鳥です。その鳴き声を楽しみながら、サンコウチョウの生態や生息地を観察してみましょう。早朝の森で響くサンコウチョウの鳴き声を堪能し、その美しさに魅了されることでしょう。

・・・

という私ですが、実はまだサンコウチョウをお目にかかったことがなく。。。

今シーズンは是非サンコウチョウに会いに行ってみたいと思ってます!

サムネの絵はWikipediaさんの写真をトレースさせれもらいました🙇🏻‍♂️