ヒレンジャク
ヒレンジャク(日本名:緋連雀、十二紅、学名:Bombycilla japonica、英名:Japanese Waxwing)は、北東アジアに生息するスズメ目レンジャク科に分類される鳥である。日本では冬鳥として見られる。
ヒレンジャクの生息地と分布
ヒレンジャクは、シベリア東部、中国北東部のアムール・ウスリー川流域で繁殖し、冬には、日本(主に西日本)に平井、他にもサハリン、朝鮮半島、中国南部、台湾などにも到来します。年にほって飛来数にばらつきがあります。
ブログ主、しょうへいくんが主に野鳥撮影をしている埼玉県秋ヶ瀬公園では、2023年(2月〜3月)は当たり年で、実際に自分が何日も観察して確認した目算と、他の野鳥愛好家の方々から聞いた話を総合的に判断して40羽以上が到来していたと思います。ちなみに2022年は3〜5羽くらいが1週間ほど滞在しただけだったようです。その時は私は出会えませんでした。
また、越冬期は、シベリア東部、中国北東部、朝鮮半島などにも分布しています。
ヒレンジャク(ガチピン。超アップ写真。近すぎでピントが合わず一度下がってから撮りました。😅)
日本では、日本では沖縄県中部より北の地域に、11月から5月にかけて滞在する。
ヒレンジャクは西日本に多く渡来し、北海道ではほとんど見られません。
越冬地は低地や、丘陵地の開けた森林・農地などであり、公園や家の庭などにも餌となる果実を求めて飛来する。
ヒレンジャクの特徴
ヒレンジャクは、全長約16-18cm、体重約30g程度の中型の鳥であり、全身は灰色や褐色、黄色などの羽毛で覆われています。尾羽は長く、飛ぶ際には翼を広げて尾羽を広げる独特の形態を見せます。くちばしは比較的短く、眼の周りには黒い斑点があります。
初列風切は黒褐色で、外弁は灰色でオスは白斑がある。メスは外弁にのみ白斑がある。次列風切は灰色で先の方は黒色、先端部は赤い。
ヒレンジャク(横からの写真。尾羽の一枚が裏返っている😭)
ヒレンジャクの名前の由来
日本名の由来
ヒレンジャクはキレンジャクとともに平安時代から「連雀(れんじゃく)」「唐雀(からすずみ)」などとして知られていました。群で行動することから連雀の呼ばれるようになったとのこと(でも、雀(スズメ)って基本群で行動してますよね。汗)。ヒレンジャクとキレンジャクを区別するようになったのは江戸時代中期からで、「喚子鳥」などには、それぞれ漢名の「十二紅」と「十二黄」の記載があります。また、ヤドリギ(古名:ほや)を食することから「ほやどり」とも呼ばれていた。
英名の由来
レンジャク族の英名「ワックスウィング」(Waxwing) で、キレンジャクやヒメレンジャクには由来となる赤い蝋状の突起物が次列風切の先端にある、ヒレンジャクにはない。大雨覆の先端は暗赤色。
水をリバースするヒレンジャク。見てんじゃね〜よ!と威嚇しているみたい😂
ヒレンジャクの食性
ヒレンジャクは、主に果実や昆虫を食べる雑食性の鳥であり、秋季から冬季にかけては、日本に飛来します。日本に飛来する冬季は非繁殖期で、主に果実類、ネズミモチ、イボタノキ、ニシキギ、ヤドリギ、ノイバラ、ヤツデなどを食するが、繁殖期である夏の間は昆虫食となります。
大量の羽虫を美味しそうに見つめるヒレンジャク
どんな体制でもしっかりヤドリギの実を食べちゃうヒレンジャク😋
ヒレンジャクの繁殖
繁殖期(夏季)には、樹上に直径6-8cm程度の丸い巣を作り、4-5個の卵を産みます。抱卵期間は約2週間程度で、孵化した雛は約2週間で巣立ちます。
ヒレンジャクの保護状況
ヒレンジャクは、日本国内においては特定動物に指定されており、また、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは、懸念すべき種類として、「絶滅危惧(NT)」に指定されています。これは、都市化・開発に伴う生息地=森林の減少や破壊、環境悪化によるものです。
ヒレンジャクの行動・食事・天敵
秋ヶ瀬公園でヤドリギの実を食べるヒレンジャク
ヒレンジャクは、群れを作って行動することが多い。数十羽から百数十羽の群れを作って、果物や昆虫などを食べながら移動する。飛翔力は強く、複雑な飛行をすることもある。森林内では低い位置で飛びながら、樹上で果実をついばむ。
大高などの大型の猛禽類に狙われることが多く、ヒレンジャクの群れがヤドリギなどで食事をする際は大体大型の猛禽類あ上空はるか高くから狙っていることが多い、ヒレンジャクがヤドリギの実を食べる時は見張り役が1〜4羽ほど大鷹などの天敵の行動を見張り、見張りの2〜4倍くらいのヒレンジャクがヤドリギの中に潜り込み実を啄みえエナガやメジロのように器用に小回りに飛び回ります。
凛々しい見張り姿のヒレンジャク😎✨
はるか上空(からヒレンジャクを狙う?)トビ
またこれはブログ主の所感、ヤドリギの実を食べた個体は頻繁にフンをしている気がします。そしてそのフンはヤドリギの特性のせいか非常に粘り気があり20〜30ほどお尻からブラ下がっているのをよく見ます、、🫣)。薄い黄緑色の透明の粘り気のあるスライムみたいなのが、糸のように伸びていてその中に、ヤドリキのタネが含まれています。
(ゴトーのコインを止めた時のヒソカのバンジーガムみたいな感じです。♠️。
うんちしてる時に猛禽に狙われたらコルトピのごとく一貫の終わりだと思います。😭。)
基本ジッとして動かないヒレンジャクはだいたいう○ちょをしている最中なので、シャッターチャンスと思って撮っても、SNSやブログに載せられないんですよね。😂。
う○ちょをしているヒレンジャク
セコイヤの木の上からヒレンジャクを狙っている大鷹
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参照
参考:ChatGPT−4、Wikipedia、サントリーの愛鳥活動
写真:しょうへいくん(ブログ主)