シマエナガとエナガの違いとは?
シマエナガ、エナガ、みなさんはどちらがシマエナガでどちらがエナガかわかりますか?
・・・・
そうです!左がシマエナガで、右がエナガですね😉
木の幹につかまって忍者のように横向きに立つシマエナガ(A.c. japonicus)
こちらも負けじと忍者のようなエナガちゃん(A.c. trivirgatus)
このシマエナガとエナガ(本州エナガ)ですが、どちらも、
鳥綱>スズメ目>エナガ科>エナガ属>エナガ
の亜種になります!
エナガの動画(鳴き声入り)
👆こちらはエナガ(本州エナガ)の動画です!
みなさんしっていましたか?
日本には、実に4種類(+1)のエナガの亜種が生息しているんです!😮
そしてさらに世界には19種類のエナガがいるんです!
っという堅苦しい話はこの記事の後半でお伝えすることにしましてw
まずは、シマエナガとエナガの❝かわいい❞姿にたっぷり癒されてください!😊
写真で見るシマエナガとエナガの魅力
シマエナガの写真
※シマエナガはまだ会ったことがないので、この写真はお借りした写真です。
木にとまっている姿は、本当に「雪の妖精」にしか見えません!🥰
エナガの写真
👆こちらは私が撮影したエナガの写真です!
【機材】
カメラ:sony a7C
ドットサイト:Olympus EE-1
レンズ:SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary
いかがでしたでしょうか!?
シマエナガも、エナガも、どっちもかわいいですよね!
シマエナガもエナガもどっちもかわいい!
この記事では、シマエナガとエナガの魅力をたっぷりお伝えします!
そもそも、
シマエナガとエナガは全然違うの?
シマエナガとエナガってどこが違うの?
わたし個人としては、もっともっと、
❝じゃない方❞のエナガの可愛さも知ってもらいたいと思ってます!
ちなみに
皆さんが、普段SNSなどでよく見ているシマエナガは北方系亜種になります。
そして日本にいる他の3種類のエナガたちは南方系の亜種なんです!
ほかの3種類も気になりませんか?
安心してください!
この記事ではほかの3種類のエナガはもちろん
世界中の19種類のエナガについても解説しています!
また、
「大人気シマエナガ」と「本州エナガ」の違いについて
比較表やQ&Aなどにまとめてみました!
この記事でわかること
(1)シマエナガとエナガの違い
・Q&A
・比較表
(2)シマエナガの特徴と魅力
(3)エナガの特徴魅力
(4)シマエナガとエナガの観察できる場所
(5)おすすめグッズ
(6)エナガの種類と分布
▲シマエナガ(借りてきた写真です😣)
シマエナガやエナガの魅力をもっともっとみなさんに知ってもらいたいと思って、
気合を入れて書いたら、めちゃくちゃ長い記事になってしましました。😅
目次を作りましたので、ぜひ気になるところから読んでみてもらえると嬉しいです!😆
目次
1.シマエナガとエナガの違いとは?
2.エナガの動画
3.写真で見るシマエナガとエナガの魅力
3‐1.シマエナガの写真
3‐2.エナガの写真
4.シマエナガもエナガもどっちもかわいい!
5.この記事でわかること
6.目次(☆今ここです☆)
7.エナガってどんな鳥
8.【よくある質問・Q&A】シマエナガとエナガの違いについて
9.比較表で見るシマエナガとエナガの違い
10.観察できる場所
10‐1.シマエナガを観察できる場所
10‐2.エナガを観察できる場所
11.シマエナガ&エナガおすすめグッズ
12.シマエナガとエナガのSNSでの反響
13.エナガの種類と分布
13‐1.エナガ4グループの世界分布図
13‐2.日本のエナガは4種類+1
≫日本のエナガ生息地まとめ表
14.チバエナガとは?
15.生物学からみたエナガの分類
16.エナガ亜種一覧(19種類の亜種エナガたち)
17.エナガの撮影機材
18.参考文献(Special Thanks)
エナガってどんな鳥
▲エナガさん@埼玉県さいたま市 秋ヶ瀬公園
正面からのまんまるの姿はとても可愛らしく、本当に癒されます(^^)。実はこのエナガ、見た目とは違ってとってもすばしっこく、常に動き続けている(ように思えます)ので、シジュウカラと同じで意外と写真に収めるのが難しかったりします。
分類 :鳥綱スズメ目エナガ科エナガ属
サイズ:全長13~14cm 体重5.5g~9.5g 翼開長約16cm
日本で2番目に小さい鳥としても有名でスズメよりも小さいんです!(※)
特徴 :白い顔とおなか、脇から背に掛けてピンク色。羽と頭は黒く、尾が長い
通称 :シマエナガは通称「雪の妖精」と呼ばれていて、
世界中でもこの奇跡の可愛さが人気を呼んでいます。
※日本で一番小さい鳥はキクイダタキです。私がよくいく秋ヶ瀬公園でも見たという人もいるのですが、私はまだお目にかかれてないです。😢
▲本州に生息するエナガ@埼玉県さいたま市 秋ヶ瀬公園
【よくある質問・Q&A】シマエナガとエナガの違いについて
Question1.
シマエナガとエナガの違いは何ですか?
Answer1.
シマエナガとエナガには大きく2つの違いがあります!まず、シマエナガはエナガの亜種、本家はエナガなんです。
1つ目に、生息地が違います
シマエナガはなんと世界でも、「日本の北海道のみ」に生息しています。同じ日本でも本州より南では観察ができません。
野鳥撮影をしているとまれに、本州でもシマエナガを見たという人に会うことがありますが、私の見解としては、チバエナガか、シマエナガの迷鳥(※1)か、エナガのアルビノ(※2)だと思ってます。
一方エナガは世界各国で見ることができます。ユーラシア大陸の中緯度地方を中心に、ヨーロッパから中央アジア、日本まで広くに生息しています。日本では、本州以南~九州以北であれば、木々が多い公園などでも見ることができる比較的に遭遇しやすい野鳥です。
※1 迷鳥:本来はその地域に生息も渡来もしない鳥で、渡りのコースから外れたり、台風で飛ばされたりして迷い込んで現れるもの
※2 アルビノ:生まれつき色素が薄く、全身が白色調となる遺伝的な特徴
2つ目は、見た目の違いです
と言っても、シマエナガとエナガの見た目の違いはほんの一部で、どこが違うかというと頭の色が違うのです。シマエナガは頭全体が真っ白ですが、エナガは目の上に黒いまろ眉(太い眉毛)のような模様があります。それ以外の部分の見た目は同じといってもいいでしょう。
Question2.
シマエナガは世界中のどこに生息していますか?北海道以外でも見れますか?
Answer2.
シマエナガは日本限定!観れるのは北海道だけ!
シマエナガを見れるのは世界でも日本だけです!それもにほんの北海道限定!
日本の北海道でしか見れないので、名前もシマエナガなのでしょうね。
学名も、Aegithalos caudatus japonicusなのです!Japonicusは日本固有のという意味でしょう。
Question3.
シマエナガを見れるシーズンは?
Answer3.
真っ白な姿は冬の北海道限定!
真っ白な姿と可愛さで大人気のシマエナガですが、実は夏になるとエナガに似た見た目なります!つまりマロ眉になるんです。真っ白な姿は冬限定!って冬の北海道って想像しただけでも寒そうですよね。冬の北海道の早朝が狙い目とのことですが、その寒さときたらマイナス20度!聞いただけで寒くなってきます。。
留鳥なので、真っ白な姿にこだわらないなら年中観察が可能です!
ちなみに、エナガも留鳥なので年中観察できます。
Question4.
シマエナガはどのように飼育できますか?それとも飼育禁止ですか?
Answer4.
シマエナガを含め日本の野鳥は個人での飼育が禁止されています!
2012年4月1日。第11次鳥獣保護事業計画により、愛玩飼養目的のための新たな捕獲がすべての都道府県で禁止されました。飼いたいので捕獲を許可してほしいと申請しても、OKを出す自治体は日本国内にはない、ということです。
(日本野鳥の会 埼玉:「【野鳥Q&A - 野鳥は飼ってもいいの?】」より)
Question5.
シマエナガの通称は?
Answer5.
シマエナガは「雪の妖精」と呼ばれています!
シマエナガを知らない人が見れば本当に「雪の要請」と見間違えてしまうかもしれませんね。海外でも根強い人気で、「日本人はシマエナガのような動物が身近にいるからポケモンを思いつくことができたんだ!」などという声も😊
Question6.
シマエナガは何番目に小さいの?
Answer6.
シマエナガは日本で2番目に小さな鳥です。
全長13~14cm、しっぽを除いた胴体部分は約7㎝!体重も8g前後しかありません!
体の半分がしっぽなので数字以上に小さいです。
全長13~14cmというのは、みなさんが普段目にするスズメと同じです。
ただし、エナガやシマエナガは半分がしっぽということを考えるとほんとに小さいですよね。シマエナガやエナガの体重が8グラムに対してスズメの体重は24グラムですから。
実にスズメの3分の1の重さしかないんです!
1円玉8枚分という驚異の軽さ!😲
比較表で見るシマエナガとエナガの違い
なまえ | エナガ | シマエナガ |
学名 | Aegithalos caudatus trivirgatus | Aegithalos caudatus japonicus |
名前 (漢字) | 柄長 | 島柄長 |
分類 | 鳥綱スズメ目エナガ科エナガ属 | 鳥綱スズメ目エナガ科エナガ属 |
| 南方系エナガの亜種※冒頭で本家と言いましたが、実はこの子も亜種なんです | 北方系エナガの亜種Northern Long-tailed Tit |
サイズ感 | 全長13~14cm胴体長7cm(尻尾以外)体重5.5g~9.5g翼開長約16cm | 全長13~14cm胴体長7cm(尻尾以外)体重5.5g~9.5g翼開長約16cm |
観察地 | 大陸の中緯度地方を中心に、ヨーロッパから中央アジア、日本まで広くに生息する。日本では、本州以南〜九州以北に 留鳥 または 漂鳥 として生息。主に平野部や低山帯に広がる広葉樹林や針葉樹の混じった森林に生息。木々が多い公園など比較的どこでも観察可能。 | 顔が真っ白なのはこのシマエナガだけ!で、日本にしかいない!しかも北海道限定!!超SSレアです!w北海道に留鳥として生息。主に平野部や低山帯に広がる広葉樹林や針葉樹の混じった森林で観察できます。 |
特徴 | ・全体的に白くて小柄・スズメより小さい・脇から背に掛けてピンク色・尾が長い | ・全体的に白くて小柄・スズメより小さい・脇から背に掛けてピンク色・尾が長い |
食事 | 樹液やアブラムシ、木々の枝についた虫の卵、昆虫、木の芽、小さな果実など | 樹液やアブラムシ、木々の枝についた虫の卵、昆虫、木の芽、小さな果実など |
チャーム ポイント | マロまゆ脇から背に掛けてピンク色。羽と頭は黒く、尾が長い | 白い顔とおなか。脇から背に掛けてピンク色。羽と頭は黒く、尾が長い。※夏のシマエナガは本州のエナガのようにまろマユになります!本州エナガより少し薄い色のマロ眉です。 |
いかがでしょうか? 日本で観察できる地域とチャームポイント以外すべて同じなんですよ!
もう、それっておなじじゃない?w
ちなみに、シマエナガの方は北海道に行かないと見れないので、、本州以南に住んでいる方で見たい人は北海道に旅行に行きましょう。。
エナガは、近場で会えるアイドルてきなかんじなのかな?😉
私はどっちもかわいいと思います😆👍👍👍
観察できる場所
シマエナガを観察できる場所
シマエナガやエナガを観察できる場所のご紹介です!
例によって私もお世話になっているZooPickerさんからの情報です🙇♂️
エナガを観察できる場所
ちなみに、私がいつも野鳥撮影をしている秋ヶ瀬公園でも結構頻繁にエナガを見ることができます。
秋ヶ瀬公園の場合、ほとんどの観察ポイントにエナガがいるのではと思いますが、三ツ池手前の駐車場とか、比較的に人がたくさんいるところでも人目を気にせず木の実?花?を食べてたりします。
もしまだ見たことがない人は、ぜひ探してみてください。
シマエナガもかわいいですが、エナガもとってもかわいいですよ😊
★おすすめ!『エナガ』グッズ★
書籍:シマエナガちゃん
作者:小原 玲さん
シマエナガブームの火付け役?小原 玲さんが出しているシマエナガ写真集
「シマエナガちゃん」です!一度は目にしたことがあるのでは?
もしよかったらAmazonでチェックしてみてください😉👍
続編の「もっとシマエナガちゃん」もとっても人気みたいです😊
他にもたくさんのシマエナガグッズが発売されています!
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おすすめ!『シマエナガ』グッズ!~かわいいシマエナガがいっぱい😊~ おすすめ!『シマエナガ』グッズ! |
シマエナガとエナガのSNSでの反響
ぜひ見てほしいシマエナガのSNS投稿をまとめてみました!
ぼく、シマエナガ。さんの投稿
シマエナガをのぞく時、シマエナガもまたこちらをのぞいているのだ pic.twitter.com/yIi5zK3ZZm
— ぼく、シマエナガ。 (@daily_simaenaga) November 23, 2023
私ものぞき返されたい😍
溶けかかっている pic.twitter.com/gN2G1OVhZ6
— ぼく、シマエナガ。 (@daily_simaenaga) November 22, 2023
溶けすぎ!🤣
シマエナガの群れに豆大福が紛れ込んでいても一瞬気付かない説 pic.twitter.com/U1ZuzWLblx
— ぼく、シマエナガ。 (@daily_simaenaga) November 21, 2023
シマエナガ=豆大福🤣
羽ファッファッのシマエナガ撮れた pic.twitter.com/1Mr8jsdaxE
— ぼく、シマエナガ。 (@daily_simaenaga) November 20, 2023
お!オサレ!😲
癒される動物さんの投稿
まるで弾丸のようなシマエナガがかわいい pic.twitter.com/sxsAuAXicz
— 癒される動物 (@cutest_animal1) November 19, 2023
なぜか少し凛々しい🤣
Yachiさんの投稿
命様へ
— Yachi (@w_yasuko) November 16, 2023
新千歳空港には北海道限定マイメロちゃんグッズがありますよ!
種類は少ないけどシマエナガとコラボしていて可愛いですよ!!#命様 #ジグザグ札幌禊 pic.twitter.com/QuHxrynloS
マイメロともコラボ!😎
pokeさんの投稿
冬の北海道かわいい代表の一角であることは間違いない✨ #シマエナガ #野鳥 #北海道 #写真 pic.twitter.com/Xict5fPErB
— peke (@PEKE_camera) November 20, 2023
かわいい代表!👍
ピジョンビレッジさんの投稿
ぎゅうぎゅうのシマエナガ(・8・)ピヨピヨ pic.twitter.com/4txCsLiAEl
— ピジョンビレッジ (@Pigeon_Village_) November 15, 2023
かわゆすぎて食べられません!😂
どうでしたか?
シマエナガとエナガの違いだけでなく、
可愛さもしっかり伝えられていたらうれしいです😆
ここから下はエナガの種類や分布などについてまとめてます。
ちょっと小難しい話になるかもです💦
興味のある人だけどうぞです🧐
エナガの種類と分布
この記事では、シマエナガとエナガの紹介をしてきましたが、世界中には、19亜種のエナガがいるんです!それぞれざっくり分けるとNorthern, Eastern, Southern, Western の4グループにまとめることができます。
ー Northern Long-tailed Tit
ー Eastern Long-tailed Tit
ー Southern Long-tailed Tit
ー Western Long-tailed Tit
エナガ4グループの世界分布図
シマエナガはNorthern Long-tailed Titに分類されますが、このNorthern Long-tailed Titはノルウェー、フィンランド、ベラルーシ(東側)、ウクライナ(東側)、ロシア、カザフスタン、モンゴル、中華人民共和国(北東の一部から北海道までとエナガの分布の中では最も多く広がっています。
Northern地域では顔が白いタイプのエナガが大半を占めていて、それ以外のグループ(Eastern, Soutuern, Western)は全て顔に濃い眉が入るタイプです。
日本のエナガは4種類+1
シマエナガとエナガという感じで二種類に分けて説明しましたが、実は日本には4種類+1種類の計5種類のエナガがいるんです!
日本のエナガ生息地まとめ表
種類/学名 | 日本での生息地 |
亜種シマエナガ Aegithalos caudatus japonicus 北方系亜種 | 北海道 |
亜種エナガ Aegithalos caudatus trivirgatus 南方系亜種 | 北海道から九州 |
亜種チョウセンエナガ Aegithalos caudatus magnus 南方系亜種 | 対馬 |
亜種キュウシュウエナガ Aegithalos caudatus kiusiuensis 南方系亜種 | 四国と九州 |
チバエナガ(※) | 関東 (東京、埼玉、千葉) |
チバエナガとは?
普通のエナガ(A.c. trivirgatus)より眉が薄く、シマエナガ(A.c. japonicus)より眉が濃い、ちょうど中間くらいの眉の濃さをした個体です。正式に種として認められてはいないみたいです。
個人的な意見としては、普通のエナガ(A.c. trivirgatus)の中で、眉の色が薄い個体どうしが繁殖していって色が薄くなったのではと思ってます。
みなさんも、中学校の理科で「シワのあるエンドウ豆」と「シワのないエンドウ豆」を掛け合わせる実験の話を習ったと思います。メンデルの法則ってやつですね。
これと同じような話なんじゃないかな~と思ってます。
チバエナガの写真
※Zoopickerより:川名康之さんの投稿
生物学からみたエナガの分類
まず最初に、エナガたちが含まれる科、属、種についてです。
科:エナガ科
科(Family) | Aegithalidae(エナガ科) |
学名(Latin Name) | Aegithalidae |
英名(English Name) | Bushtits |
コード(Code) | TAX, ENG, SEQ |
補足(noto) | The Aegithalidae are not closely related to the true tits (Paridae) as once thought (Harrap 2008); hence IOC recommended use of distinguishing name “bushtit” rather than “tit”. Sequence of Aegithalidae is based on Päckert et al. (2010). |
日本語訳 | シジュウカラ科は、かつて考えられていたようにホンシジュウカラ科(Paridae)とは密接に関連していません(Harrap 2008)。したがって、IOCは区別するために「tit」ではなく「bushtit」という名前の使用を推奨しています。シジュウカラ科の系統はPäckert et al.(2010)に基づいています。 |
属:エナガ属
属(genus) | Aegithalos(エナガ属) |
学名(Latin Name) | Aegithalos |
権限(Authority) | Hermann, 1804 |
種:エナガ
種(Species) | Aegithalos caudatus(エナガ) |
学名(Latin Name) | caudatus |
権限(Authority) | (Linnaeus, 1758) |
英名(English Name) | Long-tailed Tit |
繁殖地(Breeding Regions) | PAL |
副繁殖地(Breeding Subregions) | widespread世界中広範囲にわたる |
※学名にcaudatusを含む鳥類はたくさんいますので、エナガを指すときは、Aegithalos caudatusとしたほうが良いでしょう。
Aegithalos caudatus(エナガ)が本家のエナガです。このAegithalos caudatus以外にも18種類の亜種がいて、全部で19種類のエナガがいることになります。
エナガ亜種一覧(18種類のエナガたち)
No | 亜種:Subspecies 学名:Latin Name ★日本名 | 服繁殖地: Breeding Subregions | 権限: Authority |
1 | Aegithalos caudatus caudatus | n, e Europe to e Siberia, Japan and Korean Pen. 北および東ヨーロッパから東シベリア、日本、朝鮮半島 | Linnaeus, 1758 |
2 | Aegithalos caudatus rosaceus | British Isles イギリス諸島 | Mathews, 1938 |
3 | Aegithalos caudatus europaeus | ne France, Germany and s Denmark to n Italy (Alps), w Poland and w Romania フランス北東部、ドイツ、南デンマークから北イタリア(アルプス)、西ポーランド、西ルーマニア | Hermann, 1804 |
4 | Aegithalos caudatus aremoricus | w France フランス西部 | Whistler, 1929 |
5 | Aegithalos caudatus taiti | sw, s France to c Spain and Portugal フランス南西部、スペイン中部からポルトガル | Ingram, C, 1913 |
6 | Aegithalos caudatus irbii | s Spain and Portugal, Corsica スペイン南部、ポルトガル、コルシカ島 | Sharpe & Dresser, 1871 |
7 | Aegithalos caudatus italiae | Italy (s of the Alps), sw Slovenia スロベニア南西部 | Jourdain, 1910 |
8 | Aegithalos caudatus siculus | Sicily シチリア島 | Whitaker, 1901 |
9 | Aegithalos caudatus macedonicus | Albania and mainland Greece to the Balkans, Bulgaria and nw Turkey アルバニアおよびギリシャ本土からバルカン半島、ブルガリア、トルコ北西部 | Salvadori & Dresser, 1892 |
10 | Aegithalos caudatus tephronotus | e Greece to c Turkey, n Iraq and Syria ギリシャ東部からトルコ中部、北イラク、シリア | Gunther, 1865 |
11 | Aegithalos caudatus tauricus | Crimean Pen. クリミア半島 | Menzbier, 1903 |
12 | Aegithalos caudatus major | ne Turkey and the Caucasus トルコ北東部およびコーカサス地方 | Radde, 1884 |
13 | Aegithalos caudatus alpinus | se Azerbaijan, n Iran and sw Turkmenistan アゼルバイジャン南東部、イラン北部、トルクメニスタン南西部 | Hablizl, 1783 |
14 | Aegithalos caudatus passekii | se Turkey and sw Iran トルコ南東部およびイラン南西部 | Zarudny, 1904 |
15 | Aegithalos caudatus trivirgatus ★エナガ | c Japan 日本中部 | Temminck & Schlegel, 1848 |
16 | Aegithalos caudatus kiusiuensis ★キュウシュウエナガ | s Japan 日本南部 | Kuroda, Nm, 1923 |
17 | Aegithalos caudatus magnus ★チョウセンエナガ | c, s Korean Pen., Tsushima (Japan) 朝鮮半島中部、南部、対馬 (日本) | Clark, AH, 1907 |
18 | Aegithalos caudatus japonicus ★シマエナガ | Hokkaido(Japan) 北海道(日本) | |
補足:亜種シマエナガ A. c. japonicus をA. c. caudatusのシノニムとする説もあります。シマエナガ(漢字表記:島柄長)は日本では北海道に生息する。本州以南に生息する3亜種(南方系亜種)とは異なり、黒い眉斑(過眼線)がなく、頭部全体が白い。ただし、幼鳥はエナガと同様に眉斑などが褐色味を帯びるため、幼鳥の亜種間の区別は難しい。(wikipediaより)
※シノニウム:生物の命名法におけるシノニム(英語: synonym)とは、同一と見なされる分類群(種や属など)に付けられた学名が複数ある場合に、そのそれぞれをいう。 (Wikipediaより)
最後に
いかがでしたでしょうか?
日本いる4種類+チバエナガ以外にも世界にはたくさんのエナガの兄弟姉妹がいることが分かってもらえたと思います。
今後、撮影することができたら都度この記事に更新していこうと思ってます!😊
また、シマエナガやエナガについてより、詳しい情報もアップしていく予定です!
最後までお付き合いありがとうございます!😆
エナガの撮影機材
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カメラ本体 :sony a7c (★4.5@185レビュー)
カメラレンズ :Olympus EE-1(★4.2@583レビュー)
ドットサイト :SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary シグママウント
三脚 :ARTCISE カーボン三脚 (★4.4@199レビュー)
雲台 :NEEWER プロヘビーデューティ金属製360度パノラマジンバル
リュック :Lowepro ProTactic BP 450 (★4.6@126レビュー)
マイク :ゼンハイザー MKE 200 (★4.2@783レビュー)
※ドットサイトのつけ方はこちらの記事を見てください!
https://www.shoheikun.jp/post/dot-site_wild-bird-photography
※雲台はパンがかなり重いので気になる方は他の物がいいかもです。ただこれが一番安かったので使ってます。
参考文献(Special Thanks)
Buna-望月みずきさんの記事(https://buna.info/article/4461/)
野生生物共有図鑑さんの記事(https://wildlifecommons.jp/aegithalos-caudatus/)
ウィキペディアの記(https://ja.wikipedia.org/wiki/エナガ/)
IWOC World Bird Lists v13.2 XML Version(https://www.worldbirdnames.org/new/ioc-lists/master-list-2/)