タゲリ
2022年12月29日埼玉県の荒川沿いにあるホンダエアポートにて念願のタゲリと遭遇。12月の終わりに群れで飛来するこの野鳥は、その美しさから「冬の貴婦人」と呼ばれています。羽は構造色が作り出す綺麗な緑色をしていて、見る角度によって表情を変えます。
分類:鳥網チドリ目チドリ科タゲリ属
サイズ:全長32cm 体重220g 翼開長約72cm
特徴:おしゃれな髪形と、光沢のある暗緑色の羽がとても美しい
ルリビタキ
バードウォッチングをはじめた人が、冬に見てみたい鳥はと言われたら、多分、ルリビタキと答えるのではないでしょうか。私もはじめてみた時はその美しさに言葉を失いました。本当に美しく、可愛らしい鳥です。
分類:鳥網スズメ目ヒタキ科
サイズ:全長14.5cm 体重10g~18g
特徴:脇腹にオレンジ色のアクセント。オスはきれいな瑠璃色
シジュウカラ
野鳥撮影やバードウォッチングをはじめて、最初に覚えたのがシジュウカラという方も多いのでは?留鳥なので、野鳥撮影やバードウォッチングに出かければ、必ず出迎えてくれる彼らですが、すばっしっこいので、撮影するのは意外に難しいかも?胸元のネクタイがおしゃれな小鳥です。
分類:鳥綱スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
サイズ:全長14.5cm 体重14g 翼開長約22cm
特徴:胸元のネクタイがおしゃれ。背中に黄色いグラデーション
エナガ
冬の野鳥と言えば、このエナガの亜種シマエナガですよね。正面からのまんまるの姿はとても可愛らしく、本当に癒されます(^^)。実はこのエナガ、見た目とは違ってとってもすばしっこく、常に動き続けている(ように思えます)ので、シジュウカラと同じで意外と写真に収めるのが難しかったりします。
分類:鳥綱スズメ目エナガ科エナガ属
サイズ:全長13~14cm 体重5.5g~9.5g 翼開長約16cm
特徴:白い顔とおなか、脇から背に掛けてピンク色。羽と頭は黒く、尾が長い
ジョウビタキ
冬の野鳥と言えば、このジョウビタキとルリビタキではないでしょうか。このジョウビタキもとっても可愛く、たくさん食べてまん丸になった姿は本当に愛くるしいのですが、そんなにまん丸になってちゃんと飛べるの?と心配になることも。。汗。
分類:鳥網スズメ目ヒタキ科
サイズ:全長13.5~15.5cm 体重13~20g 翼開長約22cm
特徴:オレンジのおなかと銀色の頭。顔は漆黒。(雄雌で色がかなり違う)
ベニマシコ
野鳥撮影に興味がある人なら一度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか?
雄は真っ赤な顔をしていて、日本ザルに例えられるとも(?)ぱっと見は若いいのですが、意外にキリっとしたかっこいい目をしてたりします。
分類:鳥綱スズメ目アトリ科ベニマシコ属
サイズ:全長15cm 体重15g 翼開長約21cm
特徴:オスは顔とおなかが赤く、背中は黒に近い茶色
カワセミ
野鳥に興味がない人でも誰もが知っているカワセミですが、飛び方も特徴的で、小型の鳥には珍しく、直線飛行(※)を行います。また、ホバリングをすることでも有名です。私は近くの公園でこのカワセミを見かけたのが野鳥撮影を始めるきっかけでした。本当に綺麗な鳥で、思わず出会えた時などは一瞬時が止まったようにすら感じるものです。
分類:鳥綱ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属
サイズ:全長16~20cm 体重13~20g 翼開長約22cm
(嘴峰長3.3~4.3 cm。体はスズメほどの大きさ)
特徴:美しい翡翠色の羽毛とビビッド・オレンジのおなかと足長い嘴
アオゲラ
アオゲラはキツツキのなかまで、コゲラ(小型のキツツキ)と同様に留鳥に属し、一年中同じ場所で見ることができます。コゲラに比べてアオゲラの方が体が大きいため、キツツキ特融のドラミング音(木を突く音)も一際大きく響きます。このドラミングいつもより大きいなと思ったらそこにはアオゲラがいるかもしれません。
分類:鳥綱キツツキ目キツツキ科アオゲラ属
サイズ:全長約29~30cm 体重120~138g 翼開長約49cm
特徴:綺麗なライトグリーンの体。頭頂と頬は赤色(頭が大きく赤いのがオス)
ツバメ
日本の野鳥で誰もが知っている鳥のTOP5に入るであろうツバメですが実は日本には6種類のツバメがいるんです。それぞれ、ツバメ、イワツバメ、コシアカツバメ、ショウドウツバメ、リュウキュウツバメ、ヒメアマツバメです。多分よく見かけるのが、このリュウキュウツバメと無印ツバメだとおもいます。リュウキュウツバメは少ししっぽが短く色も黒に近いのが特徴です。
分類:鳥綱スズメ目ツバメ科ツバメ属
サイズ:全長13~14cm 体重13g 翼開長約30cm
特徴:ツバメに比べ色が暗く、一回り小さい。体上部は光沢のある濃紺
ヒレンジャク
野鳥撮影が好きな人、バードウォッチングが好きな人に大人気の野鳥。埼玉県秋ヶ瀬公園では毎年2〜3月頃に群れで訪れる渡り鳥です。2022年は2〜3羽の先遣隊しか来てくれませんでしたが、2023年はとても当たり年でした。20〜30くらいの群れが訪れてくれました。
分類:鳥綱スズメ目レンジャク科
サイズ:全長約17.5cm 体重30g 翼開長約29cm
特徴:尾が赤いのがヒレンジャク、黄色いのがキレンジャク、全体的に茶色いのがヒメレンジャク。
トラツグミ
トラツグミと言えば有名なのはその少し不気味なヒィーという鳴き声と餌を探すときに行うトラダンスではないでしょうか。平安時代末期にその鳴き声で天皇を怖がらせた妖怪「鵺」の話を知っていますか?トラツグミの鳴き声を鵺の鳴き声だと勘違いしたらしいのですが、確かに少し不気味かも…。
分類:鳥綱スズメ目ツグミ科
サイズ:全長30cm 体重150g 翼開長約47cm
特徴:ツグミをトラ模様にしたような見た目。
野鳥豆知識
※直線飛行:高さを変えず滑るように一直線に飛ぶ飛行方法ます。
※波状飛行:波を描くように高度を変えながら飛ぶ。羽をたたみ空気抵抗を減らすことで、エネルギーの消費を軽減していると考えられている